2018年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

明けましておめでとうございます。

年末年始はいかがお過ごしでしたか? 僕はとにかくゆっくり休みました。今は時差ボケみたいに身体がしんどいです。

大晦日の夜からゆっくりモードに突入しました。クラシック・ハイライトの最後の方で「モルダウ」がかかって、いい気分で布団に入って、何かいい本を読んで年を越そうと思い「方丈記」を手に取りました。

新訂 方丈記 (岩波文庫)
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ゆく河の流れは絶えずして、……

モルダウの余韻もあったので、冒頭のその一文を見て、胸がいっぱいになりました。そのうち除夜の鐘がかすかに聞こえてきて――ああ、幸せだなと、しみじみ感じました。

いかなるわざをしてか、しばしも此の身を宿し、たまゆらも心をやすむべき。

そんな作者の憂いをよそに、ここまで読んで寝落ちしてしまいました(笑)。

能天気なおじいちゃんのような年越しでしたが、おかげさまでリフレッシュできました。

今年はブログも創作も、とにかくたくさん書いて発表したいと思っておりますので、皆さま、今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

それでは。

 

「ビアズリーと日本」を見てきました。

企画展「ビアズリーと日本」が、新潟県立万代島美術館で開催されています。4月29日から始まったばかりですが、連休中なのでさっそく行ってみました。

ビアズリーと日本(新潟県立万代島美術館)

 

イギリスの挿絵画家オーブリー・ビアズリー(Aubrey Beardsley, 1872-98)といえば、やはり有名なのはサロメの挿絵ですよね(というか僕はこれしか知りませんでした)。

サロメ (岩波文庫)
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むかし、この岩波文庫の『サロメ』(オスカー・ワイルド著)を初めて手にとった時、この白黒の神秘的な挿絵は何じゃ、と衝撃を受けたものです。切り抜いて額に飾ろうかと思ったくらい。

ビアズリーの他にも、水島爾保布(谷崎潤一郎の『人魚の嘆き』の挿絵、これも良かったです)や蕗谷虹児の作品もありました。

新潟での開催は2016年6月26日まで(追:でした)。

それでは。