「にいがた市民文学」第27号に、短編小説「初雪」が掲載されました。
先日行われた表彰式にも参加させていただきました。運営委員会の皆さま、すばらしい機会を与えてくださりありがとうございます。
小説部門への応募は、じつに8年振りでした。毎年きちんと作品を仕上げてチャレンジを継続しようと意気込んでいながらのこの有様、我ながらあきれ果てていましたが、それが今回、ようやく自信と喜びにつながりました。
「初雪」という作品名は、僕の好きなモーパッサンの短編へのリスペクトを込めて付けたものです。
タイトルの通り、これからの季節にぴったり!――と大々的に謳うには違和感のある、いつも通りの、僕なりの「閉ざされた世界」を描いています。それでもよろしければ、どうかご一読ください。
なお、掲載の作品につきまして、誤植が2か所ありましたので以下の通りお知らせいたします。
●34ページ下段
(誤)「キリストから生まれた、ベツレヘムの夜に」
(正)「キリストが生まれた、ベツレヘムの夜に」
●42ページ上段
(誤)「ボール紙をセロファンで作った」
(正)「ボール紙とセロファンで作った」
本をつくる上でどうしたって付いてまわる、誤植という名の愛すべき宿命と日々対峙しておられるすべての方々に、心から敬意を表します。
暖かくしてお過ごしください。
それでは。