「にいがた市民文学」第27号に小説『初雪』が掲載されました。

「にいがた市民文学」第27号に、短編小説「初雪」が掲載されました。

にいがた市民文学第27号

先日行われた表彰式にも参加させていただきました。運営委員会の皆さま、すばらしい機会を与えてくださりありがとうございます。

小説部門への応募は、じつに8年振りでした。毎年きちんと作品を仕上げてチャレンジを継続しようと意気込んでいながらのこの有様、我ながらあきれ果てていましたが、それが今回、ようやく自信と喜びにつながりました。

「初雪」という作品名は、僕の好きなモーパッサンの短編へのリスペクトを込めて付けたものです。

タイトルの通り、これからの季節にぴったり!――と大々的に謳うには違和感のある、いつも通りの、僕なりの「閉ざされた世界」を描いています。それでもよろしければ、どうかご一読ください。

なお、掲載の作品につきまして、誤植が2か所ありましたので以下の通りお知らせいたします。


●34ページ下段

(誤)「キリストから生まれた、ベツレヘムの夜に」

(正)「キリスト生まれた、ベツレヘムの夜に」

●42ページ上段

(誤)「ボール紙セロファンで作った」

(正)「ボール紙セロファンで作った」


 

本をつくる上でどうしたって付いてまわる、誤植という名の愛すべき宿命と日々対峙しておられるすべての方々に、心から敬意を表します。

暖かくしてお過ごしください。

それでは。

 

『文芸しばた』第50号に短編小説「向こう側へ」が掲載されました。

『文芸しばた』に短編小説「向こう側へ」を掲載していただきました。運営委員会の皆さま、今年もありがとうございました。

文芸しばた第50号(表紙)

昭和50年の創刊より続く、文芸を愛する人々の思いと活動の歴史、その記念碑たる第50号に作品を発表させていただけたこと、心より嬉しく思います。

※『文芸しばた』とは? 初めてご紹介した時の記事もどうぞ。

「文芸しばた」 ~まちのみんなの文芸誌~

『文芸しばた』の詳細は、新潟県新発田市公式ホームぺージ
https://www.city.shibata.lg.jp/ をご覧ください。

※上記トップページの「総合メニュー」より、お手数ですがサイト内検索( 「文芸しばた」 )をお願いいたします。

今回掲載いただいた短編小説「向こう側へ」では、コロナ禍での日常の何気ないワンシーンを描いています。

希薄さに拍車のかかる他者とのつながりを、そのままのかたちで描き切ることを意識しました。

今こうしている間にも時代がどんどん動いていく中で、遅まきながらも作品として残しておきたかったテーマです。

よろしければご一読ください。

寒くなってきましたね。

暖かくしてお過ごしください。

それでは。