第2短編集『水色の思い出』が近日発売になります。

第2作目となる短編集『水色の思い出』が、もうすぐ発売となります(2019年5月予定)。

水色の思い出(発売予告)

出版社(ブイツーソリューション)の書籍紹介ページはこちら↓

 http://www.v2-solution.com/booklist/978-4-434-25959-3.html

 

長らくお待たせしていた方々に、まずは感謝の気持ちを伝えさせてください。本当に、ありがとうございます。

僕のような無名の書き手の作品を楽しみにしてくださる、そんな方々が現実に何人もいらっしゃるという奇跡を目の当たりにしながらも、第1作目の発表から7年も沈黙していました。

そのことについては、敢えて何も申しません。多くの人たちに支えられ見守られてきた、ただただ幸せな7年間――それでも、自分だけが幸せでいるのもさすがに限界です(笑)。もう一日たりとも待てない、そんな気持ちでここ最近は過ごしていました。

恩返しにはとてもとても足りませんが、もしよければ読んでみてください。良くも悪くも、今の僕がお見せすることのできるすべてです。

詳細情報など、追って更新していきたいと思います。

それでは。

 

「にいがた市民文学」第21号に随筆『面会』が掲載されました。

第21回にいがた市民文学(随筆部門)にて、「面会」を佳作に選んでいただきました。関係者の方々に、この場をお借りして御礼を申し上げます。

とりあえず、ほっとしています。

食うための仕事が忙しい忙しいと、そればっかりを言い訳に、今年は短編小説を1本発表したきりでした。

そんな中、短いエッセイではあるけれど、こうして選んでいただいたことで、自分がまだ物書きの人生にしがみついていることが少しは実感できて――そういう意味で、ほっとしています。

面会。

前に住んでいた家の外で餌をあげていた、野良猫のトラとの思い出を書きました。十年近くの付き合いは、もはや飼い猫レベル。それでも飼ってあげられなかった、という実話。

本当は、中編小説くらいの分量でじっくり書きたかった。大切な思い出のひとつを急いでまとめて形にしてしまったことに関しては、少しも納得できていない。読み返すほどに、色んな意味で後悔がつのってゆく。

書き終えて悔しい気持ちになったのは、まだしも救いがあるのかもしれませんね。何でもいいから、もっと書きたい。書かなければ。生活が何だ。トラ、僕に力を貸してくれ。

本当に自分らしい師走を、駆け抜けたいと思います。今年も残すところあとひと月、今後ともお付き合いくださいませ。

それでは。