「にいがた市民文学」第21号に随筆『面会』が掲載されました。

第21回にいがた市民文学(随筆部門)にて、「面会」を佳作に選んでいただきました。関係者の方々に、この場をお借りして御礼を申し上げます。

とりあえず、ほっとしています。

食うための仕事が忙しい忙しいと、そればっかりを言い訳に、今年は短編小説を1本発表したきりでした。

そんな中、短いエッセイではあるけれど、こうして選んでいただいたことで、自分がまだ物書きの人生にしがみついていることが少しは実感できて――そういう意味で、ほっとしています。

面会。

前に住んでいた家の外で餌をあげていた、野良猫のトラとの思い出を書きました。十年近くの付き合いは、もはや飼い猫レベル。それでも飼ってあげられなかった、という実話。

本当は、中編小説くらいの分量でじっくり書きたかった。大切な思い出のひとつを急いでまとめて形にしてしまったことに関しては、少しも納得できていない。読み返すほどに、色んな意味で後悔がつのってゆく。

書き終えて悔しい気持ちになったのは、まだしも救いがあるのかもしれませんね。何でもいいから、もっと書きたい。書かなければ。生活が何だ。トラ、僕に力を貸してくれ。

本当に自分らしい師走を、駆け抜けたいと思います。今年も残すところあとひと月、今後ともお付き合いくださいませ。

それでは。

 

「文芸しばた」第44号に短編小説 『雪まちマダム』 が掲載されました。

去年に引き続き、今年も『文芸しばた』に小説を掲載していただきました。いつもお世話になっております。

平成最後の芸術の秋を迎え、『文芸しばた』は第44号の発刊となりました。新しい時代を目前に、これからも歴史ある地方文芸誌を盛り上げていければと思います。

今年はこれが精一杯、お届けする拙作は「雪まちマダム」

みなさんの心に一足早い初雪を感じていただけたなら、これ幸いと存じます(笑)。ぜひぜひ読んでみてください。

詳細は、新発田市ホームぺージ(https://www.city.shibata.lg.jp/)をご覧ください。 ※上記トップページより、お手数ですが「文芸しばた」でサイト内検索をお願いいたします。

PS. 今回は詩も掲載していただきました。ちょっと照れくさい内容ですが、こちらもどうぞ。

それでは。