仕事場に向かう途中の道ばたに咲く花。
昔からあった訳ではなく、ここ2~3年の間に見るようになりました。町内会の美化運動なのか、個人の方が善意で行っているのかは分かりません。
こんなところに花が咲いていようがゴミが落ちていようが、10代、20代の僕だったら完全にスルーしていました。30代のおじさんにとって、こういうのは地味にありがたいです。
「道ばたに咲く名も無き花」とか、そんな類の感傷とはちょっと違います。
チューリップに水仙、どちらも名のある花ですし。特に水仙なんて、ギリシア神話に出てくるナルシストの兄ちゃんの化身ですから、名も無き、などという謙虚なイメージとは無縁の花です。
ありがたきは、花を植えてくれた人たち。
どこのどなたか、名前も存ぜぬ方に心の片隅で感謝しつつ……今日も頑張るとします。
それでは。