Pool Engrish「To Old Soul」 ~古き良き魂へのエレジー~

友人のミュージシャンPool Engrishさんが、新曲「To Old Soul」をリリースしました。6月8日よりAmazon等で配信開始されています。

 


To Old Soul

 

今回は正統派ロックです。前作の「humid」ではボサノバ調のミステリアスな雰囲気が前面に出ていましたが、今作はシンプルで力強いギターリフと、メッセージ性のあるリリックのミドルナンバーです。

オトノハコ(地元新潟の音楽スタジオ)の社長さんに、「このギターソロ、ジミー・ペイジ(レッド・ツェッペリン)みたいだな!」と言われたそうです。Pool Engrish十八番のギターソロは健在でした。

タイトルからも窺えるように、今作は彼の古典・王道的なロックへのオマージュといえるわけですが、近年著名なミュージシャンが頻繁に亡くなっていること、とりわけ世界的ロックバンドAC/DCのメンバー(マルコム・ヤング)が2017年に亡くなったことへの哀悼の意が、この「To Old Soul」という曲を生み出すきっかけになったのだそうです。

今回この紹介文を書くにあたって、AC/DCの代表曲の一つ「Highway to Hell」を聴いてみたのですが、なるほど今回のPool Engrishさんの作品は、この曲(少なくともこの曲からにじみ出ているロックの哲学)に対する真摯なトリビュートソングなのだなと感じました。2曲を聴き比べてみるのもおもしろいと思いますよ。

音楽と文学、ジャンルは違えど古典を愛し今を生きる者として、彼とはこれからも切磋琢磨していくことでしょう。Pool Engrish「To Old Soul」、是非とも聴いてみてください!

 

 

禁断の果実

もう6月です(いつの間に?)

6月といえば、来る19日は太宰治を偲ぶ「桜桃忌」。

忌日名のもとになった短編「桜桃」は、読んだことのある方もたくさんいらっしゃると思います。

酒場で出された桜桃の実(さくらんぼ)を、「食べては種を吐き、食べては種を吐き、」……作中の印象的な描写ですが、そんなに不味そうに食べるなら止せばいいのにと思って読んだ、遠い昔を思い出します。

僕の生家の小さい庭にも桜桃の木があって、5月中旬あたりから点々と赤い実を付けます。

見た目はおいしそうなのですが、売っているものと比べて小さくて、酸っぱくて、味も香りもうすい。でも子どもの時は夢中になって背伸びして、取れるだけ取ってその場で食べました。一人さくらんぼ狩りです。

さくらんぼって、食べ始めると止まらなくなります。

皿に盛ったら盛っただけ、木になっていたらなっているだけ、食べては種を吐き、食べては種を吐き……美味いのか不味いのかも分からなくなって、それでも何かに憑かれたように延々と食べ続けてしまう。

忘我の境地へと誘う、禁断の果実。

でも高価だから、悟るほどに食べられないのが現実です(笑)。

今が旬のさくらんぼ、皆さんもいかがですか。食べる桜桃はお近くのスーパーへ、読む桜桃はこちら↓

 

 

それでは、今日はこれにて。