二か月以上もごぶさたしてしまいました。
生活のための仕事とはいえ、こんなに長いこと物書きの世界を留守にしてしまっては、のこのこと姿をさらすのもさすがに気が引けます。
いつも僕をあたたかく見守ってくれた小説の神様も、今回ばかりはオカンムリと見え、てめえ、どの面さげて戻ってきやがった、なんていつになく口調も荒々しい。言い訳もそこそこに、これからは性根を入れ替えて精進いたしますから、どうかもう一度、私を小説の世界に戻らせてください。平身低頭、ゆるしを請うも、虫のいいこと言うんじゃないよ、今度ばかりはたっぷりとお灸を据えてやるから覚悟しやがれ。どこから持ち出したのか、六尺棒なんて物騒なモノをぶん回して追いかけてきた。その鬼のような形相に、神様の威厳も何もあったもんじゃなく、逃げ回っているこっちが気の毒になってきた。いつの世も、我が子を改心させようと思ったら、ここまでやるのが親心。お後がよろしいようで……
落語っぽく書いてみました(笑)。
モチーフは「六尺棒」という古典落語で、夜遅くに酔って帰った道楽息子に怒り心頭の父親が、六尺棒を持って我が子を追いかけまわすという話。下記のダイジェスト本に面白い話がたくさんあります。
『滑稽・人情・艶笑・怪談 古典落語100席 (PHP文庫)』
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ようやく、創作活動を再開できそうです。ブランクが長すぎて変な文章しか書けませんでしたが、少しずつ慣らしていきたいと思います。皆さま、どうか引き続きよろしくお願いいたします。
それでは。
先生、こんにちは、私も子供の頃から落語が好きで良く聞いていました、また浪曲も聞いていました、話の筋が分かっていても面白いです
ね、話芸と言うものでしょうね、また物語的にも面白いものがありま
すね、古典落語もいいですが、新作落語も面白いものがあります、落
語も浪曲も、一人芝居だと思います、演技力が必要な芸だと思います
、いろいろとお忙しい御様子ですが、お体に十分気をつけてください。
コンナムルさん、長いブランク明けの投稿にもかかわらずコメントありがとうございます。
私は落語はあまり詳しくありませんが、コンナムルさんの仰る通り、話の筋が分かっていても不思議と何度でも楽しめますよね。
小説を書いたり読んだりする時間が無い時は、詩なんかをよく読むのですが、最近は落語もあれこれ興味を持って読んでいます。
仕事の方が少し落ち着いたので、これからまた創作にできるだけ多く時間をかけたいと思っています。
もう秋です。夏の疲れを残さないよう、過ごしやすい時期をお互い楽しめるといいですね。