ペット霊園にて

こんばんは。

今日13日の新潟は、予報よりはいくらかマシだったものの、寒さの一段と厳しい日でした。それを見越して、おとといの11日、少しでも天気のいい頃を見計らってある場所へ行ってきました。

ペット霊園の空

↑その場所に立ち、見上げた空です。

 僕が行ってきたのは、新潟のとあるペット霊園です。お墓ですから、撮影は控えました。

目の前には、手入れの行き届いた小さなお墓が並んでいます。それぞれの墓石に刻まれた可愛らしい名前やメッセージを見ていると、ご遺族の方たちの愛情が静かに伝わってきます。

 

去年の春、僕は19年を共にした家族(猫)を亡くしました。13日が月命日です。毎月ここにお墓参りに来るのですが、今月は悪天候を見越して11日にお墓参りを済ませてしまったので、せめて本日13日付でブログに記しておこうと思ったわけです。

猫

この子です。すっごい可愛くないですか。 たしかまだ2~3歳の頃に撮った写真です。

当時、僕は15、6でした。学校にも行かずにフラフラしていた時期です。いろいろありました。家庭崩壊の危機に直面しました。でも、↑この子がいてくれたおかげで、僕たち家族みんな、どうにか精神的に救われていました。本当に、感謝しています。

喪主である僕の稼ぎが悪いので、お墓は建ててやれませんでした。合同葬というかたちで、よその亡くなった子達と一緒に葬って頂きました。天国で、たくさんのお友達と仲よく暮らしてくれればと願うばかりです。

「こっちのことは、心配しなくていいよ。きみのおかげで、僕たち家族は今も仲よく暮らしてるから…」

また来月、今度はきちんと13日に行ければと思っています。

しめっぽい話でしたが、お付き合い頂きありがとうございました。

 

セレナイトと昼顔 ~ガラスとグラス~

「セレナイト」というパワーストーンをご紹介します。

セレナイト

真ん中の大きな白い石が、セレナイト(透石膏)です。周りにフローライト(蛍石)の小さな原石を3つ、アレンジしてみました。

セレナイトという名前は、ギリシア神話の月の女神セレネに由来します。「聖母マリアのガラス」とも呼ばれているそうです。とても傷つきやすい石で、先ほどの原石のものは、手に持っただけで指先にきらきらと石のかけらが付着することさえあります。

乱暴に扱っては勿論ダメ。水に濡らしても、手の脂が付いてもいけません。僕が持っている石たちの中でも一番取扱いに気を遣うのが、このセレナイト。だからこそ、愛おしい。淡雪のようにはかなく、それでいて凛とした光沢をたたえています。

話は少し逸れますが、「聖母のガラス」とは別に、「聖母のグラス」というものがあります。英語では「ガラス」も「グラス」も、同じglassですが、日本語(片仮名)で「聖母のグラス」と言うとき、それがセレナイトとは違うものを指すということを、グリム童話の「聖母の小さなグラス」という短いお話を読んで知りました。

こんな物語です(下記文献をもとにストーリー要約)。

…ぶどう酒を運ぶ荷車がぬかるみにはまり困っていた御者の男のもとに、聖母マリアがあらわれる。「ぶどう酒を一杯飲ませてくれたら、荷車が動くようにしてあげる」と言うのだが、盃(グラス)がない。そこで聖母マリアは、近くに咲いていた昼顔を手折って男に渡し、グラスのような形をしたその昼顔の花にぶどう酒を注いでもらう。聖母マリアがぶどう酒を飲んだ瞬間、荷車は動きだした…

(参考:橋本孝/天沼春樹訳『グリム童話全集』西村書店、2013)

花にワインを注いで女性に手渡すなんて、素敵ですねえ。それをいただくマリア様も、なんだかとっても可憐な感じがします。このお話が元となって、昼顔(セイヨウヒルガオ)が「聖母のグラス」と呼ばれるようになったのだそうです。

パワーストーンの話から、文学の話に脱線してしまいました。物書きのはしくれとしては、それで良かったのです。読んで頂きありがとうございました。

ではでは。

 

〈参考文献〉


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