筋肉痛は一夜おくれて来る

休日だったので、車のタイヤをスタッドレスに交換しました。

少し早いかなとも思いましたが、冬の寒さが本格的になる前の方が、屋外での作業も身体が楽ですから。

やるべきことを終え、今は静かに待っています――筋肉痛を。

握力が少々なくなっている程度で、今はまだ、それほど疲労感もありません。

太宰治の「女生徒」に、幸福は一夜おくれて来る、という一文がありますが、筋肉痛も然り。

僕は小説のヒロインの3倍くらい年をとっているので、一夜どころか、三夜おくれて来るかもしれません。

筋肉痛も、どうにか頑張って生きている証拠と思えば、幸せを迎えるような気持ちで待つことができそうです。

三冊目の作品の出版について、もう少しでお知らせができそうです。

やるべきことを終え、今は静かに待っています――皆さんにご報告できる日を。

また、ふたたびお目にかかります。

それでは。

 

走れメロス
走れメロス (新潮文庫)
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※「女生徒」は4番目に収録されています。

 

にんにくの皮を剥く

にんにく皮むき

大の男が休日に勤しむことと言えば、にんにくの皮むきと昔から相場が決まっています。

ネット入り(3房)のを買ってきて、その日のうちに全部むきます。キッチンペーパーをかませて水分を吸わせるようにしてタッパー等に保存しておくと、どうやら長持ちするようです。正しい方法かどうかは知りません。

1房あたり、小さいのも含めてだいたい6~8片あるので、約20片ほどのむき身をストックできます。身長に合わない調理台で身を屈めて20片もむいていると腰が痛くなりますが、無心になれる作業なのでやめられません。

ペペロンチーノをよく作るので、これだけ保存しても割とすぐになくなります。肉やパンに香りをつけるのにも使います。何を作るか決める前に、取りあえずにんにくをオリーブオイルでじっくり炒めているだけでも、人生が満たされます。

にんにくを肉にすりこむことを覚えたのも、もちろんブンガク経由です。

灰谷健次郎の代表作の一つ、『兎の眼』バクじいさんが、ストロガノフの牛肉を下ごしらえしているのを読んで、腹が減り、さっそく実践してみたのは20年も昔のこと。

いい本です。50年近く前の本なのに、時代を経てもまったく色褪せない。それどころか、差別や貧困、格差に多様性など、まさにSDGsの目標にも通じるテーマが詰まっている一冊です。

一方で、こういった作品が不朽であることの虚しさ――僕たち人間はいつまで同じような目標・課題を達成できずにくすぶっているのか、という思いも募ってゆく、今日この頃です。

どんな作品か知らない人には、説明不足ですみません。いずれまた、別の機会にのんびり取り上げてみたいと思います。

ひとまず腰の痛みが悪化しないよう、大事をとらせていただきます(笑)。

それでは。